
アートを利用するISIS。
ISISを見ていたらそう思った。
後藤健二さん達人質が、いつも鮮やかなオレンジ色の服を着せられている。
背景は黄色みの帯びた砂漠の砂に青い空。そして黒い衣服を纏ったISISのメンバー。
それらの画像は、原色のコントラストを効かせて、死を色彩が美しく演出しているようにも思える。処刑と言う残虐な行為すらこれらの画像で美意識を掻きたてて、それを見た人達に、潜在的にそれを肯定させようとしている気がする。
要するにアートとして見せているんだ。
だから世界中から人が集まってくるんだわ。
又、彼らは、死というものを私たちが思う程怖くないのかもしれない。
自爆テロということで、命をもって戦う。
それは、殉教者として死後の世界で肯定される存在になると信じているのかもしれないし・・。
だから、圧倒的な欧米の軍事力で壊滅させようとしても、それは解決にはならない。むしろドンドンと敵対心を増幅させ、彼らの意識は世界中に分散し、テロが広がってしまうのだ。
死が怖くない人達程、この世に怖いものはないから。
だからまず、彼らの土俵にのらないことだ。
彼らの敵になるよりも、彼らがなぜこういう行動をしてしまうのか・・欧米も日本も国連も、もっともっと歴史から考えて、彼らが歯をむき出しにするような憎悪を無くす関係を作ることが大事だと思う。
彼らにとっても希望を持てる世界とは・・私たちは、誰かを敵にするのではなく、なぜそう言うことになってしまったのかという根本的な事を深く深く、冷静に考えていくことから解決につながるんだと思う。
平和には、「敵」という概念を作らないことから始ります。