

「お元気ですか?
私たちジジババ世代は、この世での時間も残り少なくなりました。
そこであなた達に、大切なものを残したいです。
それは、この国の日本国憲法です。この憲法は、先の大戦の反省を
ふまえて出来たもので、非常に貴重な内容が書かれています。
特に憲法第9条には、武器も軍隊ももてず、
戦争が出来ないということがハッキリ書いてあります。
しかし今、この憲法を変える声が出て来て、戦争が出来る国になる
かもしれないのです。戦争は、たくさんの命を奪う悲惨で恐ろしく
愚かなものです。そして、環境も破壊されます。だから、戦争だけは
絶対にしないで下さい。怒りを感じ、たとえプライドが傷つけられる
ことがあったとしても、軍備での暴力は使わないで下さい。
日本にこの憲法が制定されて67年間は、戦争をしていません。
又、一度たりとも他国の人を殺していません。
それは、この日本国憲法があったからなんですよ!
どうぞしっかり政治を見て下さい。抑止力ということで軍備があるから
平和が維持できるという政治家の言葉には騙されないように・・・。
真の平和は、まずテーブルにつき、対話をし続けていく粘り強い
努力が必要なんです。こうしてお互いの信頼関係を築いていく
しかないのです。身近な友達との関係も同じです。友達を無視したり
暴力をふるってしまえば、友達関係は壊れてしまいます。いつまでも
友達でいつづけようという思いを大切にするように、世界の国々とも
良い関係を作っていくことが平和になっていくのですから・・・。
これらは、ジジババからの遺言です。」
※戦争を体験されたご年配の皆様、こんな趣旨のお手紙を、あなたのお子様やお孫さんに送られてはいかがでしょうか?